【動画解説】介護施設・病院でエアクリッパーをどう使っているのかベテラン訪問美容師に聞いてみた
今回は、YouTubeで公開をしている「介護施設・病院でエアクリッパーをどう使っているのかベテラン訪問美容師に聞いてみた」
を記事化したものになっています。
YouTubeで分かりやすく解説していますので、YouTubeを見ていただくのももちろんですが、
動画内の会話を記事化していますので、ぜひごご覧ください!
部長:エアクリッパーはどんな時に使われますか?
土田さん:エアクリッパーは大量の予約をいただいた時に施設で使ったりとか、病院には必ず持っていきます。お家では寝たきりの方と精神的にちょっと認知があったりとか動きそうな人。そんな人には一応もう全部積んでるんでその場で見て、これ使った方がいいなとか体調見て今日はちょっとしんどそうだな、は早く終わらした方がいいなと思ったら使います。その時において臨機応変にすぐ動かせるように積んでるんで大丈夫です。
部長:前に施設で1人で50人でしたっけ?
土田さん:あれですね、病院でやりましたね。
社長:よく午前中で終わりましたね。
土田さん:30人ぐらいは午前中予定してたんですけど、意外とねササササって事が運んで
奥さんが全部仕切ってくれて。
社長:素晴らしい。
部長:奥さんがアシスタントやって、土田さんがカットをやる
土田さん:僕はカットだけです。
部長:午前中で50人
土田さん:ほぼ50人。朝8時半から12時半ぐらいなので午前中で終わらせますよね。
部長:寝たきりの方?
土田さん:寝たきりが3人います。
部長:ほとんど起きてこられる
土田さん:車椅子とか看護師さんとかが連れてきて壁に3人くらい座らせてくれる。
1人をこっちが連れてきてまた1人増えていってという感じです。
社長:大丈夫。できる。
土田さん:やればできます。
社長:やらなくちゃいけない。
土田さん:1回やってみてできたら大丈夫です。1回自信がつくとなんぼでもしたらいい。
かかってこんかいって。
部長:午前中で50人とかは1人何分ぐらいですか?
土田さん:3分かかる人と、かからない人がいる。
社長:言っちゃいけないんだけど、
土田さん:あんまり言わない方がいいですよ。
社長:何分か言わない。
土田さん:他所なんかでも短くしない方がいい。最初から短くしてって言う時はもう最初から耳をグッと切ってしまう。そうすると短くなったということになるので、あとはもう後ろもそれに合わせて。
社長:その通り。
土田さん:普通って言ったら耳半分ぐらいのとこでシュって切ってしまえば、あとは梳きのやつでサーっと梳きながら僕はもう普通の梳きなやつってちょっと使うぐらいで、ほとんど短いやつで手持ちながら下でパーっと流しながら梳いていくのでこの方が早い。
社長:クシ使わない。
土田さん:クシ使わない。指で。1番最初だけ癖をとるのにクシを使うだけでほとんど手です。
社長:それが正解なのよ。私のyoutubeって、昔ってクシ使っているからみんなクシ使うんだけど、
土田さん:僕も最初クシを使わないといけないと思ってトップを切るときに、僕って指がそんなに長くないんですよ。だからクシを取るでしょ。トップに上げるじゃないですか。そしたらエアクリッパーを持ちながらこうやってできなかったんですよ。
それで最初悩んでこれ難しいなと思った時に考えたのが、ホースを肩にかけたんですよ。ホース肩にかけて、とってそれからつまんで、ここをシュンとやって、またここに降ろしてそれを何回かやってると、 めっちゃめちゃ早くできるっていうのが分かった。
社長:本当は教えてあげたらそうです。
土田さん:それを皆にね多分それで悩んでる方いっぱいいると思う。トップ切る時にこれ持ちながらコーム持ちながらどうやって切るのって、上手にしてはるからできるなと思うんですけど、最初やった時できなかったです。
ハサミならできるんですけど、エアクリッパーを持ち替えるとコームは持てない。
コームを持ち替えて切るってできない。編み出したのが肩掛けです。それで何着も服を破りました。 肩にかかってて、ここにスイッチ入ってるもんでシャツがどんどん穴が空くんですよ。だからエプロンするようになったんです。最初ここ下だけのエプロンやったんですけど、上からのデニムのやつ絶対着れないからそれに変えたんですよ。
社長:素晴らしい。でもやっぱ試行作で
土田さん:やっぱそういう風に、どんどん自分で体験したことをどんどん変えていかないと、多分教えられたことをやってたんじゃ多分できないと思うから、 もうその時失敗したかなんでこれは失敗したのかっていうのを考えて、どうすればいいかっていう改善策を考えればどんどんいい方向に進んでいくはずなので。
社長:素晴らしい。
部長:1人いくらとかって聞いても。
土田さん:1人2000円です。
部長:50人やったらそろばん叩いちゃいます。
土田さん:そうですね。ベッドの人が3人いて顔剃りの人が3人いてたんで、それをプラス500円ずつもらってるんで。
社長:計算を叩くんだけど、やっぱり数やったり経験やったり、これってやっぱり技術ですよね。ハサミ持って綺麗なカットするのと同じでやっぱり技術だから。持ってすぐエアクリッパーで出来るようになるのは無理です。正直無理だと私は思う。
土田さん:だからちょうどコロナの間で、練習する時間がものすごく良かったんですよ。それを与えてくれた施設も何件かやらしてくれたっていうのも良かったんです。
部長:実際にお客さんにやりました。
土田さん:やります。だからほぼほぼ自分でウィッグでやったなんて1回もないです。全部ぶっつけ本番でお客さんでやってますんで穴も空くし、何にもいろんなことをするけどでもその代わり、あとでちゃんとそういう修正しますからねっていうことで、それでオッケーもらって、やらしてくれた施設さんがあったからできたんで。
部長:ウィッグは中々難しい?
土田さん:ウィッグは意味ないです、講習ですると思うんですけど、それでやっても結局は学校でやった同じことをその場でやってるだけで、実際現場に行けば動くわ、寝るわ、横向いてるわ、ずれてくるわ、すぐ首を向けられるわ、色んな人の状態っていうのがあるので、それを把握しようと思ったらやっぱり現場行って、ごめんなさい失敗するかもわからんけどやらしてよって。タダでもいいからやらしてよっていうね。それがあったら絶対上達しますよ。
社長:だから今うちのセミナーでも昔はほらね、よく始まった頃って形を作ることを一生懸命やったけど、今は絶対言われたようにやらないの。
要はどうやって、もっていくかが勉強。あとはもうウィッグはあんまり勉強しないで、人をどんどんやってくださいねって。そうしないとウィッグはやっぱり重たいんだ毛が。人間は一瞬だから。一瞬勝負だからね。
土田さん:あんな綺麗なまっすぐなウィッグで、練習する人いないですよ。
こっちが髪の毛とんでるし、こっちが固まってるし、いろんな人いっぱいいるのでそれをどうやって短時間にするかっていうのはやっぱりパッと見て把握して、パッと見て「ハイOK!」それぐらいの感覚でやらないと多分やっていけない。自分がハサミ持った時でもそうやったと思うんですよ。
サスーンも僕が習った時にはこう切りなさいこう引き出して何ミリでやってても、結局は実際のお客さんそんな人いないですかね。
でもそれを考えたら、自分はどうやってきたんかって言ったら、やっぱりそれなりの努力と工夫。 こういう人はこういう風にする、こういう癖の人はこういうっていうのをだんだん身につけてきたからこそ、サスーンの技術が良くなってきたんだと思うんで。それを今エアクリッパーでも僕がサスーンのやり方で切っていってるんで、コーミングとかスライスとかそういうのもあるんですけど、それを使って切るのはハサミではなくエアクリッパーで切ってっていう風な。 それを自分で考えてやったんで今はできてるかな。
社長:それもやっぱり先生のやっぱり技術なんだよね。
土田さん:それも1つの方法やし。
社長:やっぱり最終的にはセンスだから。
土田さん:そうですよね。
社長:どういう風に切っていくかとか?数ね。
土田さん:インスタとかyoutubeでやってるボブカットの下がシュンってなってるやつ、あれは昔からあったスタイルですからね。
昔はあんな風に梳くようなことはなかったですけど、今はどんどん梳いてますでしょ。
軽く軽く動いて動いて昔はそんなんじゃないし、1ミリ単位の・・・
これが骨伝導で、もうこれ20個ぐらい持ってるんですけど、 あの初めてやっと骨伝導にたどり着いたんですよ。今までは耳に入れるイヤホンでね、ずっと仕事してたんですけど、耳が痛くなってきてね。
難聴になるんですよ。これだったら難聴にならない。だからもう朝からすっと仕事終わるまで付けてます。いつ予約の連絡があるかもわからないんで、両手塞がってたら話もできないんで、 とりあえず聞いて、後で電話しますっていうね。返すだけですけどね。
そうしないと、電話した人が なんで電話出てくれへんねんって思いますよね。それだけでお客さん逃げてしまうので、やっぱりそれは1つは武器かなと思います。
仕事を取ろうと思ったら、それぐらいしないと取れないよって若い子には言いたい 。
≪ココに辿り着くまで≫
土田さん:初めての人ばっかりですよね50人全員が。
社長:それはすごいですよね。
土田さん:初めて全員50人初めての人ばっかりなんで、その人をいかにするかっていうのは、もう本当にやる気しかない。やる気と根性しかないね。でもそれを見てて知らない人が初めて来て「おーい!私もやってくれ」って言ってくるっていうのは、やっぱりそれなりにその人も、良くなった様に見えたんやろうな。
ごめんなさい、今日はちょっと人数無理です来月行けますから。分かったって言ってくれればこっちのもの。
社長:施設って忙しいからある程度人数をやると、例えば毎月150人いれば毎月50人はやれるなって学習するから。 これが大体普通の理容師さんが入ると15人とかやってるから、もう15人しかやれないって思っちゃう。
土田さん:僕が行く前はそれを5人でやった。 5人でやったら楽勝ですよね。手で切っても楽勝にできます。1日10人ぐらいなんで。でもそれを1人で看護部長が凄いですって。
社長:そうですよね。もうベッドカット見ちゃったからね。
土田さん:ベッドカットを見られるとどんどん増えます。
今までベッドカットしてもらった人は、すっごいやっぱり毛が多く散らかってて、もう1回毛に付いてしまうと取れないから、またおろしてシーツ剥がしてまたやり直し。その手間を考えたらなんとめちゃめちゃ早くて綺麗。
社長:そこがやっぱりね多分気づかないんだよね。危ないとかじゃなくて、あの髪の毛が終わった後スタッフさんが2人1組で降ろして、シーツを交換するとか、髪を洗うとかって思うとものすごい人件費も時間もかかる。
そうするとどうしてもベットカットは遠のくんだよね。かといってハサミでカットして毛が落ちなくなるのはなかなか難しい。
土田さん:難しい。それはまず無理です。
だから昨日も寝たきりのおじいちゃんのカットして、家族さんともうこれだったらこの後お風呂入らなくてもういいでしょう。そうなんですよそれが楽なんですよって。今までだったらお風呂前にカットお願いしますって言ってたんですけども、これだったらいらないですもんねってしてもらっても大丈夫ですよねって。
社長:そこが良いところだね。
土田さん:入浴の前のセッティングは今までケアマネさんがしてる。それがしなくていいようになったので喜んでくれますよね。
社長:あれはめっちゃ大きいと思う。でも自分たちもこれから汗ばむ季節になるから、 ほんと辛いのよ。ジワジワ汗がね。切った毛が全部くっつくんだから。
あれがもうめっちゃね大変なのね。だからベットカット=シャンプーって繋がるんだけど、シャンプーした時間って、養生してベットカットした値段、シャンプーした値段って合わないから時間単価にしたらね。もうほんとに腰もダメになっちゃうし、 長く続けていく為の仕事だから。
土田さん:長いことシャンプーしてない人も中にはいるんで、そういう人はしますけどね。ベッドでシャンプーしますけど、その前に必ず切ってからシャンプーする。
社長:かと言って毛がうんと落ちるわけじゃないからね。流すときに毛を落としていくっていう作業じゃないから。 脂とか気持ちいいシャンプーですよね。それができるっていうのはやってもらう人も幸せだと思う。
やっぱりこんだけ使ってどんどん稼いでくれるのが1番嬉しい。やっぱ作った甲斐があるな。
土田さん:本当にこういうのがあればいいよなって思ってたのはこれだったんで。僕が考えても誰か考えてくれてるやろって、思ったらあったっていう。
社長:そうそう、私もこんなのがあればいいなって。まだあの頃そんなにベッドカットってなかったんですね。意外と起こしてくれたりとか、あの頃は寮母さんっていう人たちが結構まめに起こしてくれた時代だった。
土田さん:僕が買ったのはナショナルの、吸う掃除機のようなやつ3台くらい買ったかな。
社長:やっぱりみんな一緒なんだ。私も買いましたよ。いろんなもの買ったの。先生はいっぱい買ったんだね。 同じなんで苦労は。
先生何台も買ったの?
土田さん:これ3台買いました。
社長:海外のガチャンガチャンってあれも買ったし色々買ってて。
土田さん:こんだけしか毛がたまらないんですよね。これは柄が長いからネープが切れないんですよ。それだけがネックでね。だから横向けて何回もやって、それで毛を袋にすぐ入れて、また切って袋に入れて。
社長:それでもこれが良かった?
土田さん:これが良かった。
社長:クオリティーとか、量とかっていうのはやっぱ素人なんだよね。
やっぱりその中で言われたんです、助成金入れたんでバリカンいっぱいあるんだよね。
なんで作るんですかって言われた時に、やっぱりベッドから上がる喉の上がらない、
それだともう上がらないから。
土田さん:ほんとにあれの横向きのかなとかね。
社長:同じもの買ってるからね。多分あれを作ろうと思うんじゃなくて、誰か作ってくれないかなっていつも思った。だから先生が作ってくれればよかった。
土田さん:もうそんな力はないですけどね。
社長:あれに毛がはえたぐらいで、出来ると思ったんだけどこれがまた大変で、出来なかったんですよ。髪の毛はどういう風に吸ってるのかとかね、大学行ってこの煙をこう出して こうやったりとか色々やったね。スローモーションでカットしたりとか。
土田さん:ほんとに色々考えて色んなものを買って、もう色んなものをボツにして今があるんですけどね。
社長:だからお金がない今儲かったってやっぱ考えたら、時間帯を考えたらまだペイできないって思うよ。
土田さん:うちの奥さんやうちの母親が、また買うんかまたかって言って。
で、どうやったって聞いて「う~ん・・・」て
社長:まだまだこれが回収するまではね。
土田さん:まだまだ仕事せんといかん。 回収できないですかね。
社長:でもこれがやっぱり先生の財産になって。いつものようにひとつ取れた施設って、これで逆に言えば権利もんだからずっとなってる。
土田さん:もうしんどいから止めさせてくださいって、こっち側から言わない限り続いていくんでね。
社長:これってほんとに焦ってバカバカ取ったところでやりこなせなかったから、信用なくすからだったら1個ずつ確実に確実に仕事を取っていって、権利もんのように持っておく。それがもう財産だから。
土田さん:そうですね。
去年も年末に、僕は時給2万円で考えてるって言ったら、本当に2万円になりましたからね。 時給2万とれましたからね。
部長:そうですね。午前中で50人やってれば。
土田さん:時給2万円できたんでやれたやんって、できないって思ってたら出来たやんって思ったのでこれは自信つきますよね。
社長:実証できたってやっぱり、言葉に出してやるっていう。
土田さん:やっぱりそれをみんなに言えたっていうのは自信になりますよね。
社長:だってこれから増えてくるんだから。増えてくるところをどうやってやってやっていくかっていうのをやっぱり考えていけば、ハサミを何丁も持ってくるよりは、穴開けてもハサミで直す技術はもう持っている。だからやっぱりそこの技術を早くマスターしていけば80歳になってもやっていけるでしょう。うちの先生は73歳だから女性の先生。
あとは自分の健康管理とどうやって動くか。 相棒のメンテナンス面で。
土田さん:相棒がメンテナンスしてくれるんでね。リンパマッサージ師がメンテナンスしてくれるので。
社長:いやいや絶対良いですよ。もういくらでも稼げる。
儲かって当たり前、儲かっても経費かかってる時間と苦労と。
土田さん:それがありますよね。
社長:みんなね儲かっていいでしょう、それだけを見ちゃ駄目。そこまでのね時間と勉強とね、やっぱ投資してるんだからだからしっかりお金もらってねって。
≪施設の新規開拓に必要なこと≫
土田さん:なかなか堺では広がりませんよね。堺では僕しか持ってないかな。
社長:逆に言うと八王子もね誰も来ないんですよ。
部長:最初は努力とかは必要じゃないですか、自分で営業かけたりとかいろいろ練習したりとか、やっぱそこを中々結果が出るまで、それなりに1年とか2年とかかかるじゃないですか。そこまで続く人は中々いないですよね。
社長:でもハサミ持つ時でも勉強は
土田さん:ハサミの方がもっと時間かけてやってますよ。
社長:ヘアースタイルとか感覚は持ってるわけで先生方は、だからハサミを覚えるのにこれだけかかったよなと思えば、これがまた自分の一緒の手になるから。
部長:きっとその技術ができても結局これでよし、エアクリッパーで差別化できると思って施設に行って営業かけてすぐ断られ、そこで諦めちゃう人が多いですよね。
土田さん:諦めなかっただけの話です。だからそのときは丁重にちゃんとここに何月何日に私はここに行った、その次はいつ行くかっていう目標を立てて、次この日に行こうっていうふうに決めておけばいいんですよ。行って断れるか、また次の日にいつ行って書けばいいんですよ。そうやって何回も通わないと、やっぱ担当者に会うことがまず一番。
そこで今度はそこから担当者に2回3回会って、デモンストレーションさしてもらうまでに何日かかるか。デモンストレーションしてそれを認知してもらうまで何日かかるか。デモンストレーションさえできれば絶対早い。そのデモンストレーションを何人の看護師、ヘルパーが見てるか、師長が見てるかで絶対変わりますから。担当者って言ったって自分の机の前に座ってパソコン触られてるだけで、現場にいないんですから絶対わからないわけですよ。
だからその人がまず師長にこんな人が来てるんやけどっていう話を、持って行かせるまで時間かかる。そこまで持っていけば絶対早いですから。今入ってる人がいてもいいんです。その人にやってもらったらいいんですよ。私はベッドカットで1人でも2人でもやらせてもらえばそれでいいんですって。そこから入ればいいんです。いっぺんにそこを全部もらおうなんて、それは大きな間違いやから1人でいいですよ。
もしよかったら、タダでさしてもらいますから、そのときその代わりヘルパーさんにいっぱい見てもらってもらっていいですか?って言って日にちを決めてやればいい。そうすると、話は早くなります。というのが僕が病院で使った手です。
部長:さっきの介護士さんとのコミュニケーションもそうですけど、なかなか相手が冷たくされるから引いちゃう。
土田さん:冷たくされるっていうか、忙しいからでしょ。
別に冷たくしてるんじゃないですよ。忙しいからそうなってるだけで、別にね話しかけないといけないわけでも何でもないし、すいませんけどこれお願いできますか?って軽く言えばその人がやってくれる仕事だってやってくれますよ、次この人連れてきてもらえますか、お願いしますって言えばいいだけの話なので。
社長:みんな次の仕事ができないね。次来ててっていうのは、だから何分後に来てとか、今みたいにいいですかって言っとけばいい。
土田さん:そうです。それで今から何分後にここで待っててもらってくださいって言ったら、外で待っててもらえる。そういうふうな段取り業務を全てつけておかないと。
そのためのことなんで別にその人が冷たくするわけでも何でもないんで。関わればそんなことはないと思いますよ。
≪上限は自分で決める≫
土田さん:それがね、従業員を雇ってそれをやるとなれば、本当に無駄な動きをどんどんしないといけなくなる。せっかく5時で終わってんのに7時まで仕事せなあかんなって、それってしんどいじゃないですか。
部長:今のサロンだと本当に8時とか9時ぐらい
土田さん:まで、やってるでしょ。そんなにやっててもお客さん来なかったら電気代や光熱費みんなパァじゃないですか。人件費そんなんあるんだったら1人でもっと早くやって仕事パッとやってさっと帰る方がどれだけラクか。
社長:そこをやっぱりね言いたいのは、いくら自分であればいいか自分で決めなくちゃいけない。それ以上あがってくると人を雇わなくちゃいけないとかだんだん大変になるだけなんだから。
土田さん:逆にそれ以上になれば、本当はそれ以上仕事を増やさない。
社長:素晴らしい。
土田さん:それを伸ばしていく。横にスライドして、そしたらずっとそれが続いていくじゃないですか。それをこの域を超えて60歳まで仕事したら、ハァー明日しんどいなって。
そうじゃなしに横にスライドさしてその部分は明日仕事して、その次は伸ばして。
社長:すごい素晴らしいと思う。もしかしたら来年あたり3時で終わってるかもしれないよ。多分3時で終わったかもしれないな。
土田さん:その前まで僕4時で終わってましたね。
だから今月急に5時になって、ちょっと忙しくなってこれはやばいなって。
社長:そのうち3時終わってゆっくりしようってなる。だからそれって大事ですよね。どこまで稼ぐか。どこでいいかを決めないと、本当に欲がキリがない。
素晴らしい。いっぱい名言を聞けたから、このYouTube得だな〜。
部長:これをやっぱり自分で実践できるかどうかですよね。
土田さん:そうですね。あと言えるのは利用者さんに年末にはこういうね、これを作ってるんですよ。もう今はちょっとなくなったけど、こういう暦。それとお盆にはうちわを300ぐらいずつ作るんですよ毎年。
それを利用者さんに全部配るんです。そういった利用者さんとそれから施設と全部配る。そうすると利用者さんお家にいる人でも、このうちわを持ってたら電話かかってきますから。病院で配って病院から退院したら家からそのうちわを見て電話かかってくる。
ヘルパーさんに全部渡すんです。
社長:素晴らしいです(うちわ)。うちわにちゃんと電話番号。
土田さん:これ明日また作りに行く。
社長:うちも昔作ってましたよ。
土田さん:これ意外と効果あるんですよ。今からもしそうやって、利用者の施設とかそういうところをキープしたいんであれば、こういうやつは必ず毎年渡していく、ノベルティにお金かけないと。かけた方がいいですよね。
社長:儲けだけにするんじゃなくて。
土田さん:そういうのをケチったらダメです。逆に自分の足跡を残す。自分が来た証を残しておけば、それを見た家族なり友達が電話かけてくるんで、今日も1件ありました。
アンタあそこに行ってはったんやろ、私あそこでな暦カレンダーを見てあんたとこの電話番号載ってたからって言ってかけてきはったん。
社長:すごく大きいと思う。いろんなところに広告を出すお金だったら、これはものすごい確実にお客さんに渡るもんだから。
土田さん:変なものすごいしょうがないとこの、地図の横にちっちゃいこんなやつでね、1枚とか2枚とか出す人がいて、あんなクソの役にも立たないですからね。お祭りのとこに宣伝出してくださいって、あんなん誰も見ないって。
それやったら家でこれあげるから、それを配ってと言ったら、みんな配ってくれるし。
社長:今本当にうちのエアクリッパー協会っていうのも、いろんな先生方がどこの協会じゃなくて、1人の美容師としてどんどん自分のやりたいことができるように広げてあげたい。何とか福祉とかつけなかった。エアクリッパー協会だけ。
いろんな人達が関わって稼げればいいかなというところでね。
部長:訪問美容ってまだまだこれからだと思うので。
土田さん:そうねこれからの時代ですから。
部長:もっと便利になるだろうとか、それのやり方とか。
社長:若い人たちが長い時間働くんじゃなくてね、そういう関わり方をやっぱりしていける時代にきたんだよね。
土田さん:別にお店持たなくても大丈夫ですよ。お店を持っていても大丈夫です。そういうふうに考えずに、まず今やれる目の前の仕事をちゃんとこなしていくっていうことが大事だと思います。
訪問理美容を始めるならエアクリッパー協会へ
両立といっても、訪問理美容の仕事が得られるか心配される方は多いはずです。
エアクリッパー協会に加盟することで、地域でのお仕事を紹介することができます。
ご自身のワークスタイルに合わせて仕事を受けられるので、ぜひ活用してください。
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